海外メディア協働型観光物産連携映像コンテンツ制作支援委託業務
課題
沖縄県のインバウンド観光は、直近において堅調に増加しているものの、その中心は台湾、中国、香港を中心とする中華圏からの誘客となっている。しかし現在(※注:2014年当時として)、香港では反政府デモが散見されるなどのカントリーリスクが高まっており、早急に国別のリスク分散を検討する必要があった。よって、沖縄県におけるインバウンド観光促進のさらなる発展とリスク分散の観点において、これからの有望市場に積極アプローチを実施することを戦略課題とした。
解決策
海外(※)向け映像コンテンツを活用した沖縄県の歴史・文化芸能・自然・物産・食等の情報発信を通じた知名度向上並びに沖縄旅行への動機付け及び物産販路拡大・消費促進を図る。具体的にはコンテンツ企画(海外TV番組、WEB連動)のもと実施される制作プロジェクトに物産を絡めた観光のPRを行い、海外の一般消費者向けに映像コンテンツをテレビ番組とインターネット、および現地でのイベントを通して沖縄への関心を高め、観光と物産双方における認知度向上および販売促進へとつなげる。(※海外:タイ王国にて実施)
結果
■沖縄県の知名度向上
- タイ王国・大手地上波TV局「チャンネル3」番組「Jaew」放映&インターネット動画配信による県のPR実施
- 番組SMS(ショートメールサービス)に対する視聴者からの反応多数獲得
■沖縄旅行への動機付け
- 番組放映後、「チャンネル3」に対して、沖縄ツアーに関する視聴者からの問合せ複数発生
- HISバンコク支店様に対して、沖縄ツアーに関する視聴者からの問合せ複数発生
■物産販路拡大・消費促進
現地イベント実施も含めた現地出店・和風居酒屋「目利きの銀次」(バンコク)での“初めての”県産品メニューの提供(鮮度の高い県魚の輸出/輸送ルートへの挑戦)および県産品メニューの販売実績獲得