宿泊サイト活用県産品等消費拡大支援事業
課題
県産品の消費拡大は沖縄県における重要テーマであり、観光客向けのアプローチもさることながら、地元(域内)の消費拡大の必要性は年々増している。そのため、県内の個人消費を喚起する新たな取り組みを実施することにより、県産食品等の売り上げの増加による域内産業の活性化を確実に実現するための企画立案が急務となっていた。
解決策
県内向け宿泊予約サービス「ちゅらとく」をベースに、「県内消費者」には県内の小旅行を推進し、県産品付宿泊プランへのリピートを促進する事により県産品の消費拡大を実現。「県内宿泊業者(ホテル等)」には、県産品等の新たな企画開発による消費拡大および継続的な企画発案等による県産品消費拡大、さらには閑散期の需要拡大を実現。「県内生産者」には、新たな販路拡大や消費拡大による産業振興を実現。これらを良い形で結び付け、3者winの構図を生み出すべく、「“料理のプロがアレンジする県産品”を、宿泊施設で楽しむ県民の「文化」をつくり続ける。」というコンセプトを元に、“成果創出”重視の姿勢で実践。
結果
定量面としては、「宿泊プランの販売見込額:対計画値330%」「宿泊人数見込額:230%」といった、当初の計画値を大きく上回る実績を創りだしている。また、重要な主旨である県産品の消費拡大、すなわち、各県産品提供事業者→ホテルへの仕入増加状況においても、「ホテルA:あぐー豚対前年250%」「ホテルB:モーウイ対前年750%」「ホテルC:もとぶ牛対前年300%」と、好事例を数多く確認できている。一方、一般生活者(利用者)の反響も大きく、「こんなおトクで、県産品が楽しめるプランはありがたい」というお声を多数頂いている。