奄美琉球観光交流連携体制構築事業
概要
世界自然遺産登録候補地を持つ鹿児島県及び沖縄県でガイドを行っているツアーガイドが、両県の登録候補地を視察し、相互理解の促進及び交流ネットワークを構築することで、世界自然遺産登録に向け足並みをそろえることを目的とする。
また、各エリアの魅力を広く周知し、両県における更なる誘客促進に繋げ、同地域の保全環境の整備をしつつ、観光経済効果を引き出すことを目指す。
課題
現状の各4エリア(奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島)のガイドの取り組みや制度、課題観について現場で活躍しているガイド同士の連携や情報交換、関係構築が出来てない状況である事。
また、世界自然遺産登録について観光客増加、オーバーツーリズムといった懸念について4エリアでの意見交換がなされていない状況。
解決策
各エリアの中心人物となるガイドを選出し、4エリア(奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島)と既に世界自然遺産である屋久島へ視察ツアーを行い、現地のガイドや行政・各関係組織との意見交換や座学を通じて学びや気づきを得て、自身の地域でフィードバックを行う事。
結果
4エリアの現地ガイド計14名が参加し、各地区の取り組みや違い、課題観について意見交換をする事ができ、自身のエリアで今後のガイド活動に役立てる事が出来た。また、事後アンケートでは全ての参加者が今後もこのような両県のガイド交流事業を継続して欲しいといった高い満足度を得る事が出来た。