観光2次交通オープンデータ整備事業
概要
グーグル等の大手検索サイトの活用し、沖縄に来る前に観光地から観光地への移動が事前検索できるようにする。そのために公共交通機関であるバス、モノレール、本島と離島を結ぶ足である船舶、観光客がもっとも利用するレンタカー、観光情報等の情報を県が統一した整備基準にデータを加工しオープンデータ化することを目的としている。
課題
沖縄県内の公共交通機関の観光客利用者数は年々減少傾向にあり、かつバスの複雑かつ多岐にわたる路線により、乗り継いで目的地に行くのは困難。また検索ツールが統一できておらず、利用者にとって時刻や路線を検索しにくい状態。
解決策
実現性の高い魅力的なモデルルートの発信とニーズ調査を行い、人気ルートを特定した後にアンケート投票を実施。そのアンケートデータをもとにした、観光モデルルートを提案した。
結果
アンケート回答者数151件となった。モデルルートは離島を含む行程が人気が高く「沖縄=癒し」を明確に求めるニーズが強い傾向にあることが分かった。またメジャーなスポットを巡るルートも多く選ばれていることから、有名スポットは根強いニーズがあることが伺える。二次交通を活用する事もあり、お酒が飲めるモデルルートがランクインしたことから観光客ニーズがくみ取れた。更に、地元の人との交流や生活体験がしたいという声も多く、公共交通機関利用との相性が良い事も分析結果として導き出された。