令和2年度 Nバス利用促進イベント制作委託業務
概要
南城市内の公共交通ユーザーがNバス利用に移行したことで、今後は普段公共交通を利用していない市民や観光客に対しアプローチしていく必要がある。しかし、その矢先に新型コロナウイルス感染症の影響により利用者が激減してしまったことから、今後はその回復と利用促進を両立させていくことが求められる。一方で、市内飲食店も同様に新型コロナウイルスの影響を受け、売り上げが大幅に落ち込んでいることからコロナ禍での新たな営業方法を創出していく必要がある。そこで、本業務を通じてNバスの利用促進と飲食店の売上支援を併せた企画を立案し、相乗効果によってこの難局を乗り越えていくとともに SDG’sなどにも配慮した持続可能な次につながる仕組みづくりを目指す。
課題
Nバスの利用促進及び市内飲食店への誘客を目的としたイベントを実施し、新型コロナウイルス感染症禍における新しい生活様式に沿った経済活動を推進する。また、イベントを通じて市民や観光客に対し、移動手段をNバスとすることで得られる価値を明確にして、ブランドを確立するとともに持続可能な仕組みの確立を目指す。
解決策
市内飲食店舗(52店舗)と連携し、Nバス乗車ユーザーへの特典「N得クーポン」を発行することで、店舗への送客を行う。また市民以外にも認知・拡大を図る為、ちゅらとく(会員約26万人)にて沖縄県民に向け情報発信を定期的に実施し「Nバス」とおいうワードの認知度を広げていった。また、アフターコロナを見据え、観光客へのPRも動画制作と同時に行った。
結果
毎月N得クーポンの利用があり、11月~2月の4ヶ月で273件のクーポン利用があり市内飲食店への送客実績が作れた。但しカフェなどの利用が目立つ一方、居酒屋などはコロナ禍で時短営業を余儀なくされた為、利用率が低かった。また、ちゅらとくでのアンケート回答数は最終時:1940人であり、初回時の720人から大幅に増加し、Nバスの認知度(興味)は広がったと考えられる。