離島観光・交流促進事業(島あっちぃ)
概要
沖縄県民を対象に、県がツアー費の5割を助成して実施する離島のモニターツアー事業。沖縄県の有人離島のうち、18市町村23離島29地域にてツアーを実施し、約2,200名を派遣目標とする。本島住民と離島住民との交流を促進すると共に、参加者アンケートを活用した観光商品のブラッシュアップや、着地型観光商品の自走化に向けた取り組みを行い、各離島の更なる観光振興を図る。
課題
各離島の状況や課題がそれぞれ異なるものの、島内消費額向上に向けた取り組みが必要だが、収益に繋がる様な体験プログラムが少ない、又は一般販売出来る体制が整っていない等の課題がある。また、沖縄県内の多くの離島が打ち出す観光商品が差別化しにくい状態にある。
解決策
モニターツアーを通じてアンケートデータを集約し、他離島との違いや参加者の意見をもとに、期中にフィードバックを行う事で満足度の向上を狙う。また、モニターツアーだけでなく観光商品の新規造成や、ガイドのスキルアップ、旅行会社及びOTAサイトとのマッチング、OTA運営会社の代表者によるセミナー等を通じて、各離島の自走化に向けた施策を実施。
結果
コロナ禍の中で、様々な影響を受けたが、モニターツアーの満足度が令和1年度に比べて全体平均が向上し、一部の離島では観光商品を一般販売まで行う事が出来た。また、一部の地域では、観光人材の世代交代など島の観光振興に向けての明るい話題もあった。