令和3年度観光地域動向調査事業「ワーケーションに関する調査」
概要
沖縄県におけるワーケーションの実態を把握し、今後本格的に展開していくための基礎資料として、本事業を実施する。
課題
新たな観光を推進する上での重要な要素の一つであるワーケーションは、観光事業者や自治体等によるワーケーションに関する積極的な取組も進められているが、一方で、利用者の要望、関係事業者や団体等の抱える課題等については明らかになっていない状況。
解決策
ワーケーション実施者(顕在層)・沖縄ファン(潜在層)ならびに受け入れ側(自治体・観光協会・DMO/宿泊施設/テレワーク施設)の双方へアンケートを実施し、要望や課題を抽出する。
結果
ワーケーション実施者のアンケート結果から、沖縄県でのワーケーションは費用負担が大きいことや通信環境や個室など設備面で不足していることが課題として挙げられた。また、施設情報をまとめているサイト等もなく、実施前の情報収集に苦労したという回答もあった。費用・環境・情報の3点を今後対策を行っていく必要がある。また、一部のアンケートから地域との交流を求めている人も多く、地域としての受け入れ体制についても、今後の重要なポイントとなる事が分かった。