離島オンライン体験サポート事業
概要
R2年度からR3年度にかけて沖縄県内離島の観光及び特産品事業者を対象に、オンライン体験の商品造成及び販促支援を実施する事業。
オンライン体験の参加後アンケートで【離島訪問意向】を1,200件以上の獲得を成果目標とする。離島の歴史や文化、自然とのふれあいなど、島の魅力を県内外に伝えることにより、コロナ終息後の離島観光の回復につなげ、離島ならではの観光産業の振興を図ることを目的とする。
課題
コロナ感染状況がまだ継続している為、来沖観光客がまだ戻っていない為、観光収益が減っている事業者が多くいる状況。また、全国的にもオンラインツアーのコンテンツが造成され、差別化を図ったオンラインツアーの造成や事業者のSNS等を活用した広報施策といった、マーケティングの要素が必要となっている。
解決策
昨年度から引き続き離島ごとに専属の担当者を設けた上で、二人三脚でオンラインツアーの造成をサポートした。また、販売力を向上させるために小規模事業者向けのSNSマーケティングセミナーや事業者同士の成功事例を共有する会を設けて、離島事業者全体で販売力の向上を図った。更に、事業者ごとのオンラインツアー商品に合わせてターゲットを設定したSNS広告配信を行い、多くの参加者を獲得する事ができた。併せて、団体貸切需要の増加に伴い、旅行会社と離島事業者のマッチング等を行い、団体貸切の予約及び催行に繋げた。
結果
成果目標のオンラインツアー後の【離島訪問意向】1,200件に対して1,268件の獲得となり目標達成した。またR4年度以降を見越してOTAによる検索順位や購入率向上を図る為に口コミ獲得についても、販売力向上を希望した30事業者中24事業者が1件以上の口コミを獲得した。また、事業者別のSNS広告配信で得たマーケティングデータを各社ごとに分析・レポートを共有し、一部の事業者から自らSNS広告配信を実施に至った。これらの実績を踏まえて、本事業において離島の経済波及効果や新たな稼ぐ手法の導入などを通じて離島観光振興に寄与したと考える。